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番外編 かせきさいだぁ≡「相合傘」

ネェ ボクは どうも 風邪をひいちゃったらしいんだ ホラネ 嘘じゃないだろう 「路面電車は浮かんでいくよ 銀河へ……と」 ネェ ホラ 嘘じゃないだろう ウソデヌリカタメラレタペテン師の どうでもいいよなジョークさ ナンチャッテ 夢が途切れた この虚しさって…

番外編 鈴木茂「微熱少年」

俄か雨降る午後に 体温計を挟み 天井の木目ゆらゆらと揺れて溶けだした 窓のガラスを叩く野球帽子の少年の ビー玉を石で砕いては 空に撒き散らす ほらね 嘘じゃないだろう 路面電車は浮かんでゆくよ 銀河へと 遠い電車の響き 路地から路地に伝染り 目覚めれ…

GREEDY GREEN「MW」 1997.2.26

グリーディ・グリーンのメジャーデビューアルバム。バンドサウンドに巻き舌の声でどこか哲学的な詩がのる。ドラムが抜けてシャカゾンビのツッチーがヘルプに入ったりしたけど大きなヒットを飛ばすことは無く解散。残念。 「スイングトップの赤とデニムのズボ…

彩月「ねむの木」 1999.10.27

彩月デビューシングル。「ねむの木」、「Regina」、「ねむの木」の英詩ヴァージョンの3曲を収録。英詩は歌を聴くと全然英語に聴こえず、不思議な空気を醸し出してます。ノスタルジックかつノイジーなサウンドでけっこうお気に入りだったのですが、この後2nd…

SELFISH「SELFISH」 1995.9.6

1stではヴォーカル、ドラム、トランペットという変則編成な3人組で良質ポップを作っていたSELFISHですが、この3rdアルバムではラップ(まあ1stからあったけど)やDJプレイを取り入れ思い切りヒップホップよりに。DA PUMP的構成というとわかりやすいかな?*1も…

Tokyo No.1 Soul Set「Jr.」 1996.8.21

Tokyo No.1 Soul Setの2ndアルバム。アーティスト重複したけど今これが聴きたかったのです。一分の隙も無い完成度。シークレットトラックのかせきラップ曲「バジリコ・バジリコ」も必聴。 「気が遠くなっていく程の 大声で叫んでみる そして下を見下ろしてみ…

Ram Jam World「夜想」 2002.3.20

朝本浩文と濱田杏子のユニットRam Jam Worldの4thか5thあたり。ドラムンベースをちゃんとやってる人には鼻につくのかもしれないけどドラムンベースを基調としたトラックに女性ヴォーカルが乗る。僕はこのアルバムから入ったのですが初期のRam Jamはある意味…

ホフディラン「WASHINGTON.C.D.」 1997.8.20

ワタナベイベー&テンフィンガーユウヒのユニット・ホフディランの2ndアルバム。恋とセンチと毒と思想。「恋はいつも幻のように」は名曲。聴いていると当時の景色が浮かびます。 「いつも僕らは アルコール楽しそうに飲んでる いつでも 次の日の朝はベッド …

JIGGER'S SON「Birthday〜1992-1995〜」 1995.7.21

ベストを取り上げるのはいささか迷いもありますが、それほどこのアルバムは名曲揃い。純粋な男性心理を歌わせたら右に出るものはいない存在ではないでしょうか。僕が十台半ばから二十台頭であった時代に彼らがいてくれたことを本当に嬉しく思います。 「20の…

大事MANブラザーズバンド「夏を待つ理由」 1992.7.1

「それが大事」の一発屋と認知されがちな大事MANブラザーズバンドの3rdアルバム。あんなの、ただの媚売りソングだから。本質は別にあるから。思うに彼らはサザン的立ち位置を狙っていたのではないでしょうか。曲調とかだけでなく、地元密着、エロなどの要素…

Little「いいの」 1998.11.15

kick the can crewの東京いちばん小さな喋り屋ことLittleの1stソロマキシ。ラップでラブソングってどうよ?というコンセプトらしい。いいんじゃないでしょうか。アルバムとかだと普通のラッパーちゃんたちみたいに「おれがおれが」って感じになっちゃってて…

wyolica「who said "La La..."?」 2000.2.2

地道にマキシを発表しながら着実にファンを増やしていった*1wyolicaの1stアルバム。ものすごくいいよ?単純に声が好きだし、曲も抜群。特にセンチ系。でもただ一点、"kj いらねー"。 「僕たちは希望を忘れて 明日は何とかなるさと 声に出さないと不安で 仲間…

amy annapurna「Aquarius」 2002.3.23

amy annapurna(エイミ・アンナプルナ)の6曲入りデビューCD。たぶん。背景は良く知りませんがPE'Z「速人」の「SPEED RACER」って曲で歌ってた人らしいです。聴いたこと無いですけど。ジャジーなトラックに独特な歌唱法、スポークンワーズ。好きなんだけど、さ…

KUSUKUSU「世界が一番幸せな日」 1990.7.11

"アフリカン、カリビアン、ブラジリアンなどの要素を取り入れた"*1バンド、KUSUKUSUのメジャーデビューアルバム。NHKみんなのうたで流れた「世界が一番幸せな日」を含む全8曲。たま、BAKU、東京少年などとともに僕の音楽的地盤を築いた重要なバンド。一時期…

渡辺美里「tokyo」 1990.7.7

渡辺美里の、6thアルバム?この時点でそんなに出してたんだ・・・。初期の渡辺美里が好きなのは懐かしさ故なのでしょうか?それにしてもこのアルバムは名曲揃いだと思うのです。 「はじめての taste of kiss 急に風が止まった 肩越しに君は あの虹をみたかい…

Cornelius「69/96」 1995.11.1

あれ、「第一回質問大賞」の方をやりたかったんだけど、CD無いぞ?そうだっけ?12インチはあるんだけどなあ・・・。というわけで2nd。1stのギターポップでも、3rd以降のテクノ・音響系でもなく、へヴィ・メタルなサンダー。いちばんロック色が強い・・・とい…

小沢健二「犬は吠えるがキャラバンは進む」 1993.9.29

小沢健二ソロデビューアルバム。本人は必死に歴史の闇に葬り去ろうとしているようですが残念ながらとても好きなアルバムなので僕は声高に叫んでいきます。「犬」、良いぞ!あとライナーノーツの「夜更けにリズムやメロディーはほんとに心に突き刺さる」とい…

TOKYO No.1 SOUL SET「TRIPLE BARREL」 1995.4.21

ソウルセットのメジャー1st。アルバムとしての完成度は2ndの「Jr.」の方が格段に上ですがこの頃のまだ荒削りというかアグレッシブな感じは好きですね。 「ああ、腕組みをして 彼が思い願う事は ただ放っておいて欲しいだけなのさ」

中村一義「金字塔」 1997.6.18

中村一義デビューアルバム。その名の通り金字塔。この頃の苦悩に悶々としていた彼がいちばん好きです。何かを吹っ切るその瞬間はひとつのスペクタクルなんだけどその先が面白くない。いや他のアルバムも好きだけど。いちばんは、これ。 「(ねぇ、知ってるか…

たま「さんだる」 1990.7.10

たまのメジャーデビューアルバム。どうしても「さよなら人類」の一発屋というイメージが強いかもしれませんが他にもいい曲たくさんあります。というかみんな良いです。持っているアルバムはみんな結構な頻度で聴いています。声を大にして「僕はたまが大好き…

ザ・ハッピーズ「都会のハッピーズ」 1996.11.24

サニーデイが世間的に売れ始めた頃、雨後の竹の子のように湧いて出た二番煎じ的フォークグループのひとつ。サニーデイと同じMIDIからデビュー。と言ってもこれ以前にインディーズで何枚かCDを出していて、地道な活動を重ねていたようです。能天気で少しシュ…

番外編・麻雀ソング

大滝詠一「楽しい夜更かし」 「気の合う仲間集まりゃ 楽しいよ すぐに始まる麻雀 楽しいよ 一荘 二荘 やめられない止まらない 楽しい夜更かし 明日は休み」 ハナレグミ「かこめ かこめ」 「かこめかこめや マージャン かこめ 子供は寝かせて さぁ かこめ か…

Small Circle Of Friends「Platform5」 1997.4.16

女声ヴォーカル&男声ラップという構成のSmall Circle Of Friendsの、2nd?だと思う・・・。ラップといってもゴリゴリでなくてほのぼの系。ただこの歌唱法は嫌いな人は嫌いかも。わりと特殊な位置にいるグループだと思うのですが。 「僕だって君のこと大好き…

ささのみちる「GIRL MEETS GIRL」 1995.9.21

東京少年を解散したささのみちるのソロ3作目。先んじて出版された「Coming OUT!」(ISBN:4877285105)にてレズビアンであることをカミングアウトし、その想いのたけのすべてをぶつけた意欲作。実際、ソロ1作目、2作目は正直たいした作品ではなかった。しかし…

東京少年「TOKYO-SHONEN」 1988.11.21

東京少年の記念すべきデビューアルバム。この頃はまだバンド形態ではなくささのみちると仲間たちみたいな感じだったよう。プロデュースはホッピー神山。はっきり言って名曲揃い。学校を舞台にした恋物語、少年特有の苦悩、閉塞した社会への痛烈な批判。十数…

Clingon「Cosmos」 2000.10.25

Clingonの、メジャー2ndになるのかな?実はほとんど「紅茶」と「珈琲」しか聴いてないんだけどこの2曲がとても好きなので。 「あんがい 綺麗な物じゃないよね 恋に揺れる君の瞳は 苦い恋は ミルクと砂糖を混ぜて 一気に飲み干すのでしょう 皆さんは飲み干す…

SR Smoothy「Opus One」 1998.11.11

良質ポップ。ドラマ「じんべえ」とのタイアップでなんのかんのありましたが。アルバム2枚でいなくなってしまいましたねえ。これは一枚目の方です。たまにはこういう気負わないのも聴きたくなるですよ。 「もっと遠くになってしまえ もっと遠くになればいい …

今日はお休み・・・。

圧巻麒麟児「君にささげるバラード」 1992.2.25

僕の地元から、「BAKUより若い19才」というすごいのかどうか迷う*1キャッチコピーを引っさげてキャプテンレコードより発売されたミニアルバム。この若さでブルースに挑戦という肝っ玉。まだまだ懐かしさパワーで聴ける。メンバーは4人だけどある1人が親権者…

クレヨン社「クレヨン社の展覧会」 1992.3.21

クレヨン社の88年から91年の作品からセレクトされたベストアルバム。できればベストは取り上げたくないのですが・・・いいのですよ、これが。はっきり言って「好きだ」と言うにはどうにも気恥ずかしさがともなう曲調なのだけれど。NHKみんなのうたで流れた曲…