2003/6/2(Mon) テキストコンテスト最後の晩餐

おれは当日の昼まで参加を迷っていた。先日の8Mileオフで大失態を演じ、エントーさんの掲示板で「自宅謹慎します」と宣言していたのだ。もう人に迷惑はかけたくない。
しかし昼休み、掲示板を覗いてみると・・・

「いえいえ自宅謹慎とかしないでください。
ヒグラシさんはネタの宝庫なんです。
これは意外な発見でした。
オフレポ書くとき必要な存在です。
胸を張ってください。
つーか無事に帰れたようでホッとしてます。」

という暖かい書き込みが!
これが哀れみだとか同情だとか社交辞令である可能性は無視して(むしろ積極的に排除して)、そうだよね、たまにはこんな素で頭悪い人間がいてもいいよね!そうさ、やるかやらないかの選択肢がある時は何でもやった方がいいって!それが明日の自分の血となり肉となるのさ!などとポジティブシンキング。
よし行こう。


しかし実を言うと、おれはテキコンを追ってはいなかったのだ。ネット自体の新参者であるこのおれがある程度テキストサイト界隈というものを認識し始めた頃にはすでにテキコンは始まっていて、途中からムーブメントに加わるというのもイヤだったし、それはあまり意味がない(自分にとって)。
それでも地方予選は始めから追えたので第1リーグ、第2リーグあたりまでは読んでいたけれど、その後は残念ながら時間が取れずに読むことが出来なかった。


というわけでテキコンにまったくと言っていいほど縁の無かったおれがなぜこのイベントに参加したのか?それは名古屋遠征の友TAKEXさんの晴れ舞台をこの目で見るため、そして密かな第二の目的としてestのヨシモトさんのトークを聞くためだったのだ。


とか言いながら、実は名古屋遠征で数十時間を一緒に過ごし、同じ湯船につかり、ある意味生死を共にしたTAKEXさんがテキコン主催者だったとは、TEXTILE POPのインタビュを読むまでまったく知らなかったのだ!
ああ、何たる無知!
そのサイト名「レティクル座妄想」から「この人絶対筋少好きだよ、おれは高木ブーだ!とかノゾミ!カナエ!タマエ!とかイタコLOVE!とか叫んでれば話通じるよ、主に電波で」とか思っていたのだ。車中でも「なんかテキコンの話するなあ、よっぽど好きなんだな」と激しく勘違い。そんな偉大なお方だったとは・・・。


というわけで定時過ぎ、そそくさと会社を後にする。この時間なら新宿の会場には7時くらいにはつけるかな。電車で本を読めるのも嬉しい。
新宿着。先日の嫌な記憶が甦りかけるが気付かないフリ。ぽよさんも行くって言ってたな、もういるかな。電話をかけるともうすぐ着くとのこと。合流して会場へ。


開演時間にはもう少しあるがすでにTAKEXさんと麻草さんが喋っている。こっそり観察しながらいちばん奥の席へ。
KAIさんがこちらに気付いてやってくる。事故証明はまだ出ていないようでこちらもヒヤヒヤ。


時間が来て開演。
TAKEXさん、緊張のためか勢い付けの酒のためか顔真っ赤。
麻草さんは見事な司会っぷり。
第1部は多少グダグダしたもののそれなりにつつがなく終了。まあ最初だしね。休憩時間にTAKEXさんが来た。だいぶテンパってるよ・・・。


第2部開演。ゲストがひたすらシャウト&脱衣(下)。こっちも大変だったけど、ラジオで聴いてる人は音が割れまくってきつかったろうなあ・・・。 シノハラさんはなかなかいい事言ってたっぽい。が、かき消され、中断され、で・・・。


第2部終了後、余興的にadori君(直接会話してないけどその愛嬌からそう呼んでしまう)のマジックショー。えー!超上手いよ!メチャ場慣れしてるよ!これで食べていく気か?場内も大盛況。いや、たぶん粗はいっぱいあるんだけど、スピードが速いしテンポもいい。突っ込ませる隙を与えず畳みかける。「どう?これ不思議じゃね?」というトリックではなくエンターテイメント性を重視していて見ていて非常に楽しい。そりゃあモテるだろうなあ。今日はこれで元取れるよ!


ぽよさんは合間合間にいろんな人に声かけてる。顔広いなあ。
おれも二号さん、ifさんとちょっとだけ言葉を交わす(と言うよりは存在を確認しあう)。
これで名古屋あいのり組全員に10日とかからず再会を果たしたことになる。嬉しい。


第3部、目当てのヨシモトさんだがまわりが騒がしかったりしてちゃんと聞けなかった。残念。
終了10分前ほどになって誰かが入ってきてキョロキョロしている。ふと見ると、あれ、cimさん?こっちこっち!いやはや、先日は・・・。


という感じで何とか締め。
TAKEXさん、本当にお疲れ様。


「上の店で二次会やるけど、来る?」とぽよさん。
うーん、どうしよう。帰りたくもある。
「えーと、ヨシモトさん来る?」
「ああ、来るよ」
「じゃあ行く」
「じゃあ店取っておいて。15人くらいで」
えっ!?


と、とりあえず店に入り席を確保。ところが人が次から次へと。結局全部で30人くらいいたかな?
お疲れ様でしたー、かんぱーい。
場が馴染んできた頃、近くにいたヨシモトさんに挨拶。
「ヨシモトさんですよね?孤立無援と○○○(別にもうばらしてもいいんだけどさあ)のヒグラシです」
「ああ!いつも本のレビュ見てます」
うああ、そういう言葉が出てくるってことはとりあえず識別はしてもらえてるってことだ。嬉しい!
しかしここでも持ち前の人見知りを発揮してあまり深くは話せず・・・。で、でもとりあえず言葉を交わせたから!


あと8Mileオフの横でやってた別オフの話をしていた二号さんとサカイさんの会話にちょっと混ざる。
「モテニッキ、面白いですよ〜」
「いや、あんなの見なくていいから!」
っていやいや、そんな。
ここで二号さんが
ジョジョのレビュやってる人です」
「えッ!ジョジョ!?」
おお、この反応はッ!?
ジョジョです!今1日1冊読んでます!」
サカイさんとがっちりと握手。
「ダービー、好きなんだよ!」
「弟ですか?兄?」
「兄!弟もいいけどね!」
というか二号さん、なんでおれがジョジョレビュやってるって知ってるんだろ。いつの間にか来ていただいていたのか。
その後三人でガンダム話。おれがいちばん無知だったよ・・・。
とりあえず今度「逆シャア」観ます。


というか隣りにいた人がSickさんだったよ!もったいないことした!


時間は11時半、電車はまだあるにしても睡眠はある程度とりたいのでそろそろ帰ります。ということで一人抜けてきました。
みなさん、次の機会にまたお会いしましょう。


ちなみに、アルコールは一滴も摂取しませんでしたよ。さすがに昨日の今日なのでその辺は自重。




ということでテキコン周辺じゃないからさらっと書こうと思ってたのに結構長くなっちゃったよ、なオフレポというよりは、いうよりは、何だ?は終了。


長くなったついでに名古屋から今回で改めて思ったのは、やっぱり初対面の人(あるいはそれに近い人)と1対1で話すのは苦手で(好き嫌いは別として)、かと言ってあまりに大人数になるとおれが喋る必要が無くなって場を俯瞰してしまうので、いちばん自分を出せるのは3〜6人くらいでワイワイやっているところで自分の得意分野の話題が出たら発言して徐々に参入していくという形だということでした。ってずいぶんわがままだな、オイ。
というわけでやはり名古屋のあいのりはなかなか理想的な環境だったのかもね。それでも数時間かかってるわけだけど。やれやれだな。