三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

何でも屋を営む多田と、そこに転がり込んだ元同級生の行天。持ち込まれる依頼をこなすうちにそれぞれの過去と向き合うことになり…。読みながら「犬はどこだ?」をひたすら想起してた。あとはIWGPとか。そういう意味では「またこのパターンかー」という感じはした。子供の話とかはかなりきたし、面白いのは面白いんだけど、うーん、なんだろうなあ、主人公二人がそれほど好きになれないというか。まほろを舞台にした外伝的な話が続いてるみたいだけど、確かにそっちの方が興味がわくな。