ガールズ・ブルー (文春文庫)

ガールズ・ブルー (文春文庫)

途中まで如月が女だと思ってた。どうでもいいことで笑えるとか、十代の生態をうまいことつかまえてるとは思うけど、どうしても通り過ぎてきた人としての考え方が入っちゃってるなーと感じた。かつて高校生だった作者があの時こうしてればよかった、今の私ならこう考えるのに、というような。そのせいで主人公が年齢不相応というか、年齢にしては完璧な人間になっちゃってるように感じた。
全体としては何が起こるわけでも解決するわけでもない(ので具体的にどうこう言うこともできない)けど、まあ楽しめたかな。
ところで解説で他作の内容に触れるのはやめてもらいたい。あとヤングアダルトってカテゴライズどうにかならんかな。