間宮兄弟

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連れられるままに観てまいりました。結論から言うと、まあ普通? 最近流行りと言うか邦画にはありがちな「特別何にも起きないんだけどなんかいい!」的なタイプの作品だけど、「なんかいい!」ってところがない。見てる間はそれなりに楽しんでるんだけど、終わると何にも残らない。
どっちつかずなんだよなー。この現代にこんな兄弟おかしいだろ、気持ち悪いだろ、って笑わせるようなコメディなのか、こんな仲良い兄弟がとても幸せに暮らしていて、彼らの影響でまわりもなんだかハッピーですみたいなファンタジーなのか。前者で行くには滑稽さが足りないし、後者で行くには生々しすぎる(ぼったくりバーとか)。泣いていいのか笑っていいのかわかんなかった。
そんな中でも弟とビデオ屋の店員の妹との関係が心地よかったのだけど、最後に言葉(と態度)で説明されちゃってげんなり。いらねーよ、それ。唯一の救いをつぶされた。スタッフロールあとのアレも意味わかんねー。いらん。
あー、おれは兄がいるんだけどさ、すげー仲悪くていがみ合ってたのね。それもあって兄弟愛ものには鼻白みながらも弱かったりするんだけど、これは全然来なかった。さっぱり。
なんかまわりの反応を見てみるに、腐フィルターを持ってる人は特殊な楽しみ方ができて高評価になってるような。 安易か?