コンビニ・ララバイ (集英社文庫)

コンビニ・ララバイ (集英社文庫)

やる気のないコンビニに出入りする人々の悲喜交々を描いた連作短編集。ずっとコンビニオーナーの視点なのかと思ったら話によって主人公が違った。
コンビニバイトしてたってのもあって興味を引かれて読んでみたのだけど、ちょっと期待してたのより泥臭い感じ。もっと爽やかさっぱりなのかと思ってた。それにしちゃラストはあんなだしなあ。なんか、乗り切れませんでした。各話の終わり方も尻切れトンボで。解説では「読者に委ねられる」とか言ってるけどさ。その解説で重松清が引き合いに出されてるけど、どうせわざとらしくやるならあのくらいのことやんないとねえ。