霧舎巧「九月は謎×謎修学旅行で暗号解読 私立霧舎学園ミステリ白書」

タイトル通り九月は暗号だそうですよ。そして何気に本作で折り返しです。最初の頃は書くやつも書くやつだが出すやつも出すやつだし読むやつも読むやつだと思っていたけど、なんかもう麻痺してきたというか癖になってきたな。
相変わらず軽いです。ペラペラです。人が死んでるのにそんな軽い描写で済まされちゃうの?(ジョークかなんかだと思った) 死体を見てそれだけの反応? ラストの「犯人はお前だ!」なシーンも緊迫感ないしなあ。まあ四月の頃よりはだいぶマシだけど。そういうものとして読むようになったし。別にけなしてるわけでもないんです。「こりゃ酷いな!」とか言いながらニヤニヤしてる感じです。
なんか既存キャラっぽい人が出てるけど、これは“あかずの扉”の人かしら? ドッペルゲンガーをだいぶ前に読んだけど、さすがに名前までは覚えてないな。ほんで実は、○○が○○だってことは○○を見ればわかるじゃーん。みたいな。しかし肝心の暗号も、清涼院を読んだ後だとどんなものが出てきても「へー」ってなっちゃうな*1

*1:清涼院の暗号が素晴らしいという意味ではありません