少女漫画、少女小説というのは勘違いの文化ではなかろうか?元気だけが取り得のちょっとおっちょこちょいな主人公が分不相応な王子様に惚れてなんかでもそいつがきれいなライバルと抱き合ってるところとか目撃しちゃってガーン!とかなってだけど実はそれにはそれなりにわけがあってずいぶんあとにその理由を知ってそうだったのね!良かった!良かった?何故だい?だって、私あなたのことが・・・え、僕も実は前から君のことを・・・まあ!みたいなパターンが延々と繰り返されているような。気がする。イメージ。
 で、読んでる側としてはああ、そこをひっくり返すのね、というのは見えるんだけど主人公は当然そこで七転八倒しているわけでなんかもう、ええ?痛々しくない?ちょっと話を聞けば誤解は解けるのに「聞きたくない!」とか言って走って逃げちゃったり。そういうもどかしい!ってのを楽しむものなのかな?
 まあ僕はほとんど少女漫画や少女小説というものを読んでいないのであくまで勝手なイメージであってすべてが上記のような物語であるわけではないというのは理解しているつもりではありますので。