五十嵐貴久「1985年の奇跡」

1985年の奇跡 (双葉文庫)

1985年の奇跡 (双葉文庫)

「2005年のロケットボーイズ」が面白かったので旧作に手を出してみた。これもおもしれー!! 中盤の山場ですっかり打ちひしがれて読むのが辛くなっちゃったんだけど、言い換えればそれだけ感情移入してたってことで。トリックは仕掛ける瞬間に気付いちゃうけどそれを超える盛り上がりもちゃんと用意されてるし。いやー、すばらしい。正直エピローグは蛇足だったかなーとは思うけども。