南川泰三「玉撞き屋の千代さん」

浪速の女ハスラー 玉撞き屋の千代さん (集英社文庫)

浪速の女ハスラー 玉撞き屋の千代さん (集英社文庫)

最近時間が取れずに全然できてませんけど、玉撞き大好きなんです。でもある人に言わせりゃ「時間が無い」なんて言い訳に過ぎないそうです。熱意があれば1時間でも30分でも捻り出すものだそうです。それはほんとそう思います。ガックシ。
で、この作品、存在は知ってたけどハードカバーしかなく、文庫派なので手を出せずにいました。ところがある日この作品を元にした舞台をやることを知って、じゃあタイミング的に文庫になってんじゃないの?と調べてみたら、ビンゴ。やっと読めた。
タイトルには「浪速の女ハスラー」なんて付いてるけど、別に「大金を賭けた勝負に挑む!」みたいなのがあるわけでなく、基本千代さんとその血縁・縁者の人生記だね。千代さんがハスラーってわけじゃない。著者は玉撞き屋を営む千代さんの御子息なので、“ハスラー”って言葉の意味を知らないってことは無いと思うのだけど。出版社の意向かね。
それにしても、ロクデナシめ・・・。実在する人に対して言うのもなんだけど、こういうやつ大ッ嫌いだぜ。たぶん自分に似たとこがあるせいなんだろうけど・・・。