「旅立ち。 卒業、十の話」

テーマに沿ったアンソロジーって、大体そのテーマに真っ正直に従うのと、いかにひねくれられるかってがんばるのと二通り出てくるんだけど。本作はなんか「あんまり無理しなくていいよ?」と言いたくなるのがチラホラ。そう来たか!みたいなのも面白いんだろけど、もっとシンプルでいいんじゃないかな。あと坂木司はあれこれ詰め込みすぎ。