梨木香歩「家守綺譚」

家守綺譚 (新潮文庫)

家守綺譚 (新潮文庫)

死んだはずの友人とその家に住むことになった主人公となんかいろいろ不思議なこと。梨木香歩は好きだし、設定も好きなんだけど何でか手を出してなかった。もっと現実的というか、妖怪とか出てきてもわりと理屈っぽいのかと思ってたけど結構ファンタジー。でも満足。
あと「村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)」を先に読んでて、なんか家守と絡むみたいな話を聞いてたのだけどこれかなりあからさまと言うかででんと出て来てるじゃないですかトルコの人。気付く人は「土」がトルコって知った時点で気付くんじゃないかな。