伊坂幸太郎「チルドレン」

チルドレン (講談社文庫)

チルドレン (講談社文庫)

短編集だけど長編として欲しいらしい短編集。この人ほんと音楽好きだなー。大抵の作品に音楽が善なるものとして出てくる感じね。おれも好きだけど。そんでまあ全体として面白いんだけど、どうしても絶賛できない。どうも垢抜けないというか。伊坂はどれも面白くて外れがなくてすばらしい作家だとは思うのだけど、「これすげー!いいから読め!」というのがないんだよなあ。「おすすめの作家は?」と聞かれればかなり早くにあがりはするのだけど。突き抜けない。