古川日出男「アラビアの夜の種族〈3〉」

アラビアの夜の種族 III (角川文庫)

アラビアの夜の種族 III (角川文庫)

いやー、面白かった! 本来翻訳ものは苦手なんだけど、訳者がいいのかもともとのストーリーがいいのかすらすら読めましたな。まあ言っちゃえばラノベと言うか漫画的なお話だし、そもそも民話的なものが下敷きらしいし。
語る者語られる者読む者聴く者綴る者。読者をも巻き込んでくる感じは「はてしない物語」のようですな。