夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

いやー、面白いなあ。すばらしい青春小説。長距離を歩くとか自転車とかやったことあるので感情移入しやすいってのもあるんだろうなあ。これのモデルになった行事に参加してた人はさらに深くシンクロするんだろな。うらやましい。いくつか思わせぶりな謎が提示されるのだけどクライマックスを待たずにぽんぽん解明されて、それが及ぼす影響を描いてるってのも面白い。なんかもっと複数人の群像劇かと思ってたけど、メインは2人なのね。なんか、こんなに「あー良かった」と思えるキャラと結末ってのもそうないぜ。