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- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2006/02/22
- メディア: DVD
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予告編とかを見た感じではもっとはっちゃけた感じかと思ってたけど、始まってみるとえらい淡々としてて、間の長い、だるーっとした作品だった。話は3日間くらいなので時間はサクサク進んでいくのだけど、各シーンがすごいゆるい。
以降ちょっとネタバレ気味、と言うか思いっきりネタバレになりますけど、いやな人は読まないでくださいね、ラストの受け入れられ方が納得できない。正直、何にもしてないじゃん。それだけの理由が見当たらない。「10代たるものブルハでノらないわけがない」と言われりゃその通りだけど、単に曲で盛り上がるならそれまでのエピソード全部要らないじゃん。ボーカルがコリアンなのも意味がない。コリアンなりにブルハの歌を解釈する、理解するような描写がない。確かに初めて聞いた時涙を流していたけど、カラオケで一人練習する時、初めて音合わせした時点ではひどいものだった。そこから人を動かすだけの歌を歌えるようになる、ブレイクスルーする理屈を見せて欲しかった。
あと、リンコが顧問の伝言を伝えるシーンも欲しかった。あの後夜に音を出して練習していたことから伝えたことはわかるのだけど、ちょっとそれだけじゃなー。最後の会話を際立たせるためにわざといれなかったんだろうけど。廊下ですれ違いざま、気まずそうに「こそこそしなくてもいいってよ」と一言かけて去っていく、程度のシーンがあってもいいんじゃないかなー。全体的には嫌いじゃないのに、細かいところで詰めが甘くてもったいないなあ、という感じ。うーんもったいない。
と言うか音楽的には萌ちゃんと中島さんが完全に持っていっちゃってるよ。あー、萌役の湯川潮音って本職の歌歌いじゃん。CD買ってみるかなー。