陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

なんかもっと派手なドタバタ喜劇かと思ってたんだけど。漫画チックというか。それぞれの特技を生かした見せ場があったりするような。伏線とかもちょっと弱いかなー。言い回しとかの細かい部分は面白いんだけど、その辺できれいにまとまりすぎて全体的なパンチに欠けるような。あと視点を持ち回りにするのもあんまりたいした効果がないような。結局最後のアレだけで。それぞれの特徴とか出てるわけでもないし。いや面白くはあるんだよ、あるんだけども、「最近読んだ中で何が面白かった?」とか、「伊坂と言えば?」とか聞かれた時に「これ!」と言えるような強さがないなー、という。