■

嗤う伊右衛門 [DVD]

京極夏彦「嗤う伊右衛門 (角川文庫)」の映画化。正直なところ、そんなに期待してなかった。冒頭、タイトルバーンて出た時に“Eternal Love”って入ってるの見て「あー終わったな」って思った。だけどもこれが、話が進むにつれグイグイ引きこまれる。何と言うか、緊迫感があって。ついつい目を見開いて画面に近寄っちゃう感じ。役者さんも、脱ぐ関係上（いらないんだけども）ランク低めな女優さんが入っちゃうのは仕方ないとして、みんな平均点以上の仕事をしてたと思う。いやー、期待してなかった分評価高くなったわ。原作読んだのがずいぶん前で細かいとこ忘れてるせいで重箱の隅的ツッコミが浮かばないってのも良かったかな。説明不足なとことか説明しすぎなとことかいらん演出とかもあったけどね。満足した。
あー、でもちょっとグロいシーンがあるので苦手な人は目を瞑る準備はしておいた方がいいかも。