「恋風」

恋風 1 (イブニングKC)
確か1巻の帯の「恋しいってのはどういう事よ?」というフレーズに惹かれて手に取ったのが最初だと思う。ある時うちに遊びに来た友人がこの表紙を見て僕のことをオタだロリだと散々バカにしたものだけど、そんな本作も現在まで連載が続きアニメ化までされた。喜ばしい限りだ。
そしてこの作品は、僕にとってある種のリトマス紙として機能すると思う。絵などはともかくとして、この作品でのた打ち回れるか否かで、僕と同じ側に立つかそうでないかが顕著に表れる。「耕四郎がキモくて見てられない」という意見を目にするけど、「キモイ」の一言で一蹴できてしまう強さは少し羨ましくもある。ああ、でもやはりこの作品でのた打ち回る気持ちは失わずにいたい。いたい。痛い。