僕とキリンジ

 やはりキリンジを否定すると拾われるなあ。


水色のいろおぜ(10/1) → http://fukushima.cool.ne.jp/sexualrocker/
冷メモ王宮(03/10/02 4:22) → http://nouilles.s25.xrea.com/cgi/memo/mailbbs.php (冷麺王宮 → http://nouilles.s25.xrea.com/)


 僕はかせき大好きっ子で、当然かせきのプッシュで業界入りしたキリンジはチェックしていて、今では「2in1」に組み込まれているインディーの「kirinji」から買っていたわけですよ。「パラッパッパ パッパラ パッパラ フェイダウェイ」とか「女の子のヒップは白くて冷たい ねじくれてるキッスは涙で甘辛い」とか「「夜中にはやむ」 この雨を見くびるな」とか「柘榴をはねたら知らぬ存ぜぬで済むと思うな」とか「マイクよこせ早く!」とか「唐変木のためのガイダンス」とかばっちり聴いてたわけですよ。
 最初の兆候は「アルカディア」で、これを聴いた友人が「アルカディア、最高っすね!」とか言ってて「ああ、そうね」みたいに適当に相槌打ってたけど実は全然ピンと来てなくて。引っかかるところが無くて、右から左に抜けてっちゃう。今「アルカディア」ってサビのメロディーも歌詞の一片も浮かばない。でもそのあと「グッデイ・グッバイ」、「君の胸に抱かれたい」と良い曲が続き、アルバム「3」もナイスで、リミックス集も出たりして活動の幅を広げ、安心していたのですが・・・その後のシングル・アルバムでは印象に残る曲が無く。その印象は今回まで続き。でも世間的に人気が落ちるということも無いようで。ああ、僕は一般的な人たちが評価しているのとは別の部分でキリンジが好きだったんだなあ、と思いあのような発言になりました。あー、だから最近のキリンジが好きな人にはいいんじゃないかな、今回のアルバム。


 僕は音楽は荒削りなもの・青臭さが残るものが好きな傾向があるようで。完成された音楽にはさほど興味がないというか。特に(広義での)ロックという分野においては。最後の方のビートルズってそんなにいいと思わんし。大抵のアーティストは1stがいちばんお気に入りだったり。というのがキリンジにもあてはまっちゃってるのかなあ、と。完成されちゃってて面白味が無いような。