別に上の話に関連してってわけじゃないんだけど(ってもう削除しちゃったら全然関係してないように見えるけど)、絵が描ける人って羨ましいよね。ほんと。そりゃ絵なら誰だって描けるんだけど、もちろん上手い絵って意味でね。
 絵ってのはもう何でも描けちゃうわけよ。この世に無いものでも。実写ってのは無いものは撮れないわけで。人間は本物なのに舞台が偽者、みたいなことになっちゃって。漫画なんて全部絵で描かれてる偽者じゃん、て言われても、それが前提であってそこから否定しちゃったら始まらないわけで。で、小説になると世界は視覚からではなく脳内に現出させることになるわけで。自由度が高い分慣れも必要なのかなあ、なんて。
 もちろんどれが優れてるとかじゃなくて、それぞれのストーリーに適した表現方法というのがあるわけで。で、僕が常々思うのは僕が好きなのは映画とか漫画とか固有の文化ではなく"物語"なんだなあということで。映画でこそ、漫画でこそ、小説でこそ、アニメでこそ、最高の面白さを表現できる物語がある。と、思うのですよ。僕はその根っこにある"物語"が好きなんですよ、きっと(だからあんまりエッセイとか読まないのかな)。